草履製造見学最終回
こんにちは、ちとせや呉服店です!
草履製造工程見学も最終回です。
前回でコルクの芯を中心に表面の皮を張り、台が重なり、形がだいぶ見えてきました。
最後の天(台の上の部分)です。独特の流線型を描いたこの部分は皮を張るのはとても難しく、全体で見ても特に技術が必要な部分です。うかず、張らず絶妙に皮を張って固定していきます。
実際こちらの工程は写真NG。
職人さんの腕の見せ所です。
そして天ができたら土台と接着、そこの部分と踵のゴムをつけて完成します。
この底のパーツのカットが土台の傾斜にそぐう様に一点づつカットしているのがこちら世美庵さんのこだわり。美意識は細部に宿ります。
踵のゴムも種類があり、柔らかいものから少し硬めや素材違いも。
草履の種類によって変わります。そしてこの止める釘を打つのが早いのなんの!
びっくりのスピードでできていきます。釘はとても小さいのですが、感覚で必要数と方向を揃えて掬い、絶妙な力加減で打ち込みます。
そして今度は草履のすげ職人さんの手で鼻緒がすげられます。
ちとせやでは定期的に職人さんにいらしていただき、お客様のお草履のお直しや好きな鼻緒と台を選んでいただき、足に合わせてすげてもらえるオーダーメイド草履の企画も開催しております!
お着物のオシャレに欠かせない草履。
歩きづらかったり、好みじゃないと履きたくなくなるものです。
ぜひお気に入りの草履を見つけてくださいね!
ちとせやではアシックス草履を随時取り扱っております。
そちらのお話もまた!
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